公開日： 2023/01/15
こんにちは江口です。今年初のブログとなります。お正月も終わりまた新たな気持ちで頑張っています🙌
今日はシボについてです。革の「表情」と言いますか…「模様」と言った方がいいのか…🤔表面にちりめん状に細かく寄った不規則なシワ模様のこと→「シボ」というのですがそのことについて説明します。
先日お客様から店頭でご注文いただいた際に「この革の表面のボコボコした感じが様々ですけど、好きなところを選べるんですか？」と質問がありました。
例えば同じレッドの革でも革の場所でこんなに表情が違います。天然皮革なのでどうしてもシボの細かい部分と荒い部分が出てきます。「みんな違ってみんないい😄」という言葉がぴったりです。…それで選べるのか？というご質問ですが。店頭のご注文に限り細かい部分がいいか荒い部分がいいか多少のご指定はできます！
皆さんはシボが細かい部分と荒い部分どちらがお好みですか？
店頭に置いている商品の中でシボの比較が出来そうなバッグの写真を撮ってみました。まずはシボ荒めのネイビーのトートバック↓
続いてシボか少なめのショルダーバック↓
同じ革でもこんなに表情が違うんです。それぞれの革によっても違いますし一枚の革の中でも裁断する箇所によってシボの強弱があります。私たち人間も一人一人違うのと一緒で、生きていた動物（牛）の個性で、生きてきた証ですね。そう思うと不思議なことに色々な表情がとても可愛らしく見えてきます。🐂「一つとして同じ表情がない」まさにオンリーワンの革製品です。
商品を作るときは大きな一枚革を一つ一つ目で見て確認し、仕上がりのバランスを考えながら丁寧に裁断してます。限りある革だからこそ大事に制作しています。
革はとても奥深いです。是非店頭に足を運んでみてください。色々な表情の革小物や革鞄が待っています😃作り手と話しながら注文すればきっと満足のいく世界で一つの革製品が出来上がると思います。ご来店お待ちしています。それではまた。